メッセージ55 お辞儀の文化
※『ハナ~イノチからのメッセージ』(文芸社から発売中)から抜粋します。
ハナは毎朝5時、裁断台の上に仕事の準備をする。そして、これから始める仕事に向かい、目を閉じて胸一杯に空気を吸い、4秒間息を止めたあと、
ゆっくりと息を吐きながら深々とお辞儀をする。
するとエゴの自分が遠のいていくのを感じる。裁ちバサミのリズムよい音に我に返ると、なぜか感謝で一杯になる。
ハナが幼い頃に父が教えてくれた丁寧な深いお辞儀。
エゴが吐く息とともに消えていくと、体やマインドに変容をおこす。
知恵が次々に湧いてきて、心が満たされていく。
これが習慣になると、いつの間にか自分の周りですごいことが起きている。
日本に古くからある『道』の教えの基本である。